スカルプＤをはじめトータルヘアケアブランドを発売しているアンファー株式会社は、20代～60代の1,000人を対象に “薄毛”や“抜け毛”の悩みの対処法である“育毛剤”や“発毛剤”の理解度に関する調査を実施しました。
調査の結果、驚くべきことに“育毛剤”と“発毛剤”の違いを誤認している人が90％にのぼることが分かりました。
発毛効果のある成分「ミノキシジル」を知っている人は約15％
アンファー株式会社のアンケートで、薄毛の原因を理解しているかを聞いたところ「男性ホルモン」であると正解を答えた人は約50％となりました。
さらに育毛剤または発毛剤を使用している人に限っては約70％の人が理解しており、薄毛の主な原因は男性ホルモンであるということは多くの方に馴染みがあるようです。
しかし、薄毛や抜け毛に実際に悩んだ際に必要な知識として、「発毛効果を発揮する成分は何でしょう？」という質問に対して、“ミノキシジル”と答えた人は約15％で、育毛剤または発毛剤を使用している人でも約30％という結果になりました。
セルフケアの落とし穴 育毛剤と発毛剤の違いがわからない
育毛剤と発毛剤には明確な効果の違いがあり、その違いを理解した上で使用しなければ、思ったような効果が得られません。
発毛剤は、毛髪の毛包（毛を作り出す場所：特に毛根）を活性化させて、髪が抜け落ちた頭皮に新しい髪を生やす効果があります。
発毛剤には「ミノキシジル 」という成分が入っており、日本では唯一、髪を生えさせる成分の外用薬として認可されています。
その一方で、育毛剤の効果としては、現在の髪がまだ生えている頭皮を清潔に保ち、髪が太く長く、より丈夫に育ちやすい環境を整えます。
メカニズムとしては薄毛の原因物質の生成を防いで、頭皮の血行を促進したり栄養を与えたりすることでこれ以上の薄毛にならない予防策に期待できます。
こちらには、ミノキシジルは配合されていません。
すでにある毛髪を強く成長させるだけではなく、新しく髪を生やし、さらに毛髪を育て定着させるのが発毛剤の効果です。
使用の目的が「髪を生やす」ことだとしたら、育毛剤ではなく発毛剤を使用するのが適切ということです。
育毛剤か発毛剤どちらを使えばいい？
育毛剤は「いま生えている髪の毛を維持する」ためのもの、発毛剤は「いま生えていない髪の毛を生やし毛量を増やすもの」です。
いまの頭皮の悩みはどちらに当てはまるでしょうか。悩みや症状に合ったものに絞って使いましょう。
「発毛剤」を使うのがおすすめの人
脱毛の症状が5年以内程度と短く、脱毛の場所が頭頂部で、脱毛のサイズが10cm以内と小さい人。
ミノキシジルの発毛剤が使用される場合には、1日2回の塗布で最低でも4ヶ月程度の使用が効果の判定には必要とされています。
注意が必要なのは、使用し始めて数ヶ月は休止期にあった毛髪が活性化されて、成長期に入る際に脱毛が起こります。
この脱毛は2ヶ月程度で収まり発毛が始まるので、使用開始後に脱毛が増えても、早期に治療を中止してしまわないことが大切です。
早い場合には、治療開始後2ヶ月程度から発毛が少しずつ見られ始めると言われています。
遅くとも発毛の効果は4〜8ヶ月くらいから見られることが多く、12〜18ヶ月ほど経過すると効果が安定すると言われています。
ミノキシジルによる治療は効果が認められた場合は、その後も継続使用する必要があり、一旦治療をやめてしまうと見られていた発毛効果がなくなってしまうので注意が必要です。
「育毛剤」を使うのがおすすめの人
育毛剤は髪のボリューム不足や将来の薄毛予防が目的の方におすすめします。
育毛剤には頭皮環境を整え、ヘアサイクルを正常な状態に働きかける効能があります。
髪を生やす効果がある「発毛剤」とは異なり、あくまでも頭皮環境を健やかに清潔に保ち、髪にハリやコシを与えることで発毛を促進させます。
発毛効果がないので発毛効果を期待すると「育毛剤が効かない」と感じてしまうでしょう。
頭皮環境は脂症タイプと乾性タイプに大きく分類されます。
例えば乾性タイプの人が、アルコール濃度の高い育毛剤を使った場合、脂を必要以上に除去しすぎになってしまう可能性があります。
それ以外にも育毛剤によって成分が異なりますので、自分に合った育毛剤を選ぶ事が大切です。
薄毛はクリニックで治療する時代 セルフケアより圧倒的にコスパが良い
育毛剤や発毛剤を使用してもなかなか効果が得られず、現在進行形で悩んでいる人も多くいます。
クリニックでは、お客さんの状況に合わせて市販の発毛剤よりもミノキシジルの濃度が高い外用薬や内服薬を処方することができるため、より早く悩みを解決することができます。
治療方法として広く普及している治療方法は薬剤治療です。
治療内容としては内服薬次いで塗り薬の順に多く、薄毛の進行度や予算、クリニックによっては治療方法を組み合わせることもできます。
クリニックのメリットは専門医が最適な治療方法を選択しくれる点が挙げられます。
個人の場合、市販の発毛剤を購入すれば比較的安価に薄毛対策を行うことが可能です。
セルフケアは自身がどういった薄毛なのか判断できていない状況でケアをすることになるので、思ったような効果が得られません。
また副作用のリスクもあることから、知識のない素人によるケアは安全ではありません。
その点専門機関であるAGAクリニックは、しっかりとしたカウンセリングと診断を経て治療が行われます。
自身の症状に合わせたカスタマイズ性の高い治療を受けられるため、個人で治療するよりも高い効果を期待できるでしょう。
必要に応じて副作用が起きにくい治療方法を提供してくるため、個人で治療するよりも安全な薄毛治療を行えます。
