頭皮は皮脂量が多いにもかかわらず、額よりも乾燥しやすい部分です。
フケ・かゆみが起こりがちな頭皮は、肌を守る「バリア機能」が低下し皮脂量が多くても乾燥した状態になっています。
皮脂を取ろうとして過剰に洗いすぎると、頭皮のバリア機能がさらに崩れ、洗浄自体が乾燥、かゆみの原因になることもあります。
失われた皮脂を補おうと、皮脂量がより多くなりフケ・においの原因になることも。
また、紫外線が多い季節は、紫外線によって頭皮がダメージを受けると、角質が剥がれ落ちやすくなります。
これが菌のエサになり、においの原因になります。普段以上に意識してケアをしましょう。
フケの原因はカビ

フケは頭皮の古い角質が剥がれ落ちたもので、誰にでも発生します。
普段は目に見えないほどのサイズですが、異常がある場合には目視できるほどのサイズになります。
こうしたフケの原因の1つに、「フケ原因菌」というカビの一種があります。
この菌は常在菌で、頭皮や顔、胸、背中などに住んで皮脂を栄養としています。
皮脂の分泌が増加するとこのカビも増殖して、菌そのものや菌が分解した物質が影響し炎症を起こすと考えられております。
そうした頭皮環境の悪化が、フケやかゆみを誘発するという仕組みです。
- フケ症の人は皮脂が多い?
-
フケ原因菌は、脂分を好み皮脂を食べて増えていきます。
皮脂腺が多く皮脂の量も多い頭皮は、増殖するのに絶好のコンディションといえます。
フケ症の人は、ふつうの人に比べてフケ原因菌が多く、フケが改善すると菌の量も少なくなる傾向があります。
- フケ原因菌の多い人
-
皮脂の多い頭や顔、胸、背中などに多く存在し、とくに皮脂分泌の盛んな思春期から30代に多くみられ、女性より男性に多くみられます。
フケ症には正しい頭皮ケアが必要

皮膚科学の分野における近年の研究で、フケの発生には皮膚常在菌が深く関わっていることが分かっています。
かゆみがある場合には、ついつい爪でかいてしまいがち。
かきすぎると皮膚のバリア機能が壊れてさらに症状が悪化し、炎症も起きて悪循環に陥ります。
まずは、爪で強くかかないことが大事。
薬用成分の入ったシャンプー剤・整髪剤を選び、正しい頭髪ケアを行いましょう。
脂性ふけの場合は洗髪が足りていないことがあるため頻度を増やし、反対に乾性ふけの場合は洗髪のしすぎに注意し、洗髪間隔をあけてみてもよいでしょう。
もともと乾燥肌の人は毎回シャンプー剤を使うのではなく、ぬるめのシャワーで洗い流すだけの日を設定するのもおすすめです。

分類 | はたらき・特徴 | 一般名の例 |
---|---|---|
殺菌・抗炎症成分 | 原因菌の過剰な増殖と 炎症を抑える。殺菌効果も。 | ・ピロクトン オラミン ・ミコナゾール硝酸塩 ・ジンクピリチオン ・グリチルリチン酸ジカリウム ・ヒノキチオール |
血行促進作用 | 血管を拡張、 毛根細胞を活性化する | ・トコフェロール酢酸エステル(ビタミンE) ・センブリ |
抗ヒスタミン成分 | かゆみの原因を抑制し、 頭皮のかゆみを抑える。 | ・ジフェンヒドラミン塩酸塩 |
清涼成分 | 清涼感を与え、かゆみをしずめる。 | ・l-メントール |
フケ・かゆみはどうして出るの?

他の皮膚と違い、複雑な環境にある頭皮に生じるかゆみは、一体何が原因なのでしょうか。
過度な洗髪により乾燥が生じている
頭皮にかゆみがある場合、「汗や脂が落ちていないのかも」と思い、1度の入浴で複数回シャンプーで洗髪する女性もいるでしょう。
頭皮は水分保持機能が低いため、過度な洗髪や洗浄力の強いシャンプー剤によって皮脂が必要以上に落とされます。
そのため、潤いがなく乾燥した頭皮は免疫力が低下し、ターンオーバーのリズムが早まって未熟な角質細胞まで剥がれ落ちるようになります。
もともと乾燥肌の人は頭皮も乾燥しやすく、乾性ふけになりやすいと言えます。
更年期障害によるかゆみの可能性

特に髪を洗いすぎているわけでもなく、また生活環境が変わったわけでもない場合は、頭皮以外に体の変化があるか思い返してみてください。
更年期とは女性の閉経を挟んだ前後10年を指し、40代から50代の女性なら誰でも迎えるものです。
若いうちは、生理周期に合わせて規則正しいホルモンバランスをキープできていましたが、閉経に向けて徐々にホルモンの分泌量が減り、分泌量が多いときもあれば少ないときもあるなど、安定しないようにもなっていきます。
そのために心身にさまざまな症状、いわゆる更年期障害が起こります。
頭皮のかゆみや抜け毛、薄毛は、更年期障害の症状のひとつでもあります。
かゆみとともに炎症があれば「脂漏性皮膚炎」の可能性
多量のフケガ出たり頭皮にかゆみがあり、赤く炎症を起こしていれば「脂漏性皮膚炎」の可能性があります。
皮脂が過剰分泌し、脂っこいベタベタとしたフケも発生するのが特徴です。
ほかの皮膚炎と異なる大きな特徴は、カビ(真菌)が原因になっている点です。
赤みや痛痒がない、またはあったとしても軽くてフケだけが目立つような場合は、フケ症と診断されることが多いです。
こうした軽度の症状だと治療を受けずに放置する人がいますが、ひどくなるとフケが固まってかさぶたのようになることがあります。
徐々に重症化したり他の部位でも発症したりと、慢性的に進行することが多く、あとで乾癬に発展または乾癬を合併したりすることもあります。
痒みが強くなっている場合は、脂漏性皮膚炎と診断されることが一般的です。
フケは主に 「脂性フケ」 と 「乾燥フケ」 の2種類
どちらも、ストレスや不規則な食生活、紫外線、睡眠不足、ホルモンバランスの乱れなどで、頭皮の環境が乱れてしまうことが原因と考えられています。
脂性フケの対策
フケが黄色でベタベタしていたら脂性フケの可能性が高いです。
脂性フケは、洗い残しやシャンプーなどのすすぎ残し、ヘア剤の付けっぱなしなどから、皮脂の分泌が過剰になるのが主な原因です。
皮脂が過剰に分泌すると、地肌が刺激を受け、ターンオーバーが乱れるため、脂性フケが発生します。
脂性フケの対策ポイント
- 毎日シャンプーする
- シャンプー後のケアをしっかりと
- 食生活を見直す
毎日シャンプーする

近年よく言われるのは、髪の洗い過ぎは髪の乾燥に繋がる、というものです。髪の洗い過ぎで頭皮の皮脂が失われ、髪の潤いまで失われてしまうと言うのが理由。
洗浄力が強いシャンプーで毎日洗うのは、フケを促進してしまいます。
頭皮に適したシャンプーを使用して、フケやべたつきなどの余分なものをしっかりと取り除き、頭皮トラブルの原因菌の増殖を防ぎましょう。
シャンプー後のケアをしっかりと

シャンプー後には、洗い残しやすすぎ残しがないかしっかり確認するようにしましょう。
また、頭皮や髪が濡れたままでいると雑菌が繁殖しやすいため、自然乾燥は避けましょう。 ドライヤーは髪から20cmほど離し、根元に当てるように動かしながらドライヤーします。
1か所に当て続けると頭皮にダメージを与えてしまうため、必ず動かしながら乾かすことが大切です。
食生活を見直す

偏った食生活ではなく、バランスの取れた食事を心がけるようにしましょう。
飲みすぎや食べすぎもよくありません。ファストフードや甘い菓子類のような高カロリーのものを摂り過ぎると、皮脂の過剰分泌の原因となります。
脂質・糖質・ナッツ類などは皮脂の分泌を増やす働きがあるため、摂り過ぎには注意しましょう。
乾燥フケの対策
白色でパラパラと落ちるようなフケは乾燥フケが疑われます。脂性フケとは反対に、頭皮の皮脂が不足し、乾燥しているのが原因です。
乾燥した頭皮は免疫力が低下し、ターンオーバーが早くなり未成熟な頭皮が剥がれ落ちてしまいます。
乾燥フケの対策ポイント
- 洗い過ぎに注意する
- 薬用頭皮ローションを使用する
- 部屋を加湿する
洗い過ぎに注意する
一日に何度もシャンプー をするなど、洗いすぎには注意が必要です。必要な皮脂まで落としてしまいます。
洗浄力の強いシャンプーも避けましょう。一度に使うシャンプーの量も調整し、ぬるめのシャワーなどで洗い流すだけの日を設定するのもおすすめです。
頭皮の保湿対策をする

頭皮が乾燥しているため頭皮の保湿が重要です。頭皮用のオイルやローション でケアが効果的です。
シャンプー後に頭皮用ローションなどつけ、頭皮マッサージを行うのがおすすめ。
部屋を加湿する
部屋を加湿してあげるのも効果的です。とくに冬場は部屋が乾燥しやすく頭皮も乾燥しやすいため、加湿器などで十分なケアをしましょう。
フケ原因菌をやっつけよう
「ミコナゾール硝酸塩」はフケ原因菌に対して、その増殖を抑える成分のひとつです。
フケ原因菌の細胞に作用して菌の増殖を抑え、フケ・かゆみを防ぎます。
フケ原因菌の増殖を抑える成分配合のシャンプーとリンスをおすすめします。
- ジンクピリチオン
- ピロクトンオラミン
- イオウ
- 二酸化セレン
- ミコナゾール硝酸塩
シャンプー選びのポイント
- 適度な洗浄力がある
頭皮をしっかり洗うためにも、適度な洗浄力があるシャンプーを選びましょう。 - 洗髪後の仕上がりがよい
洗浄成分や油性成分などを地肌や髪に残さない、すすぎ落ちのよいシャンプーを。洗い上がりのさっぱり感を目安に。 - リンスの成分に注意
フケ原因菌の増殖に影響のない、うるおい成分を配合したリンスを選びましょう。 - 刺激の少ないマイルドなもの
頭皮にダメージを与えない、低刺激性のものがおすすめです。
サプリメントによる栄養補給
薄毛につながる栄養不足には以下の二種類のケースです。
- 食事の摂取量が少なく全体的に栄養が不足しているケース
- 食事内容の偏りによって特定の栄養素が不足しているケース
食事量が足りていないケースとは、ダイエットなどによる過度な食事制限です。
一方、食事内容の偏りというのは、コンビニ食やジャンクフード、加工食品などを中心に食べることで起こる、ビタミンや鉄、亜鉛、たんぱく質などの不足をいいます。
日頃の食生活で髪を育てるのに十分なほど栄養摂取をするのは難しい面があります。
食事から摂る栄養は身体のすべてのエネルギー代謝に必要で、基礎代謝の方に優先的に使われます。そのため充分に摂らないと髪にまで行き渡りません。
食事の栄養だけでは現状の髪を維持することしかできず、それだけで栄養を使い切ってしまうのでサプリメントを活用して栄養を補給することが大切です。
髪に必要な8つの栄養
- ビタミンB1
- パントテン酸カルシウム(ビタミンB5)
- ケラチン
- L-シスチン
- 乾燥酵母
- 葉酸
- 大豆イソフラボン
- 亜鉛
ビタミンB1
不足すると細胞の活動のためのエネルギー生産が滞ります。髪は身体の中で最も細胞分裂が活発でエネルギーを消費するので十分なビタミンB1が必要です。
パントテン酸カルシウム(ビタミンB5)
パントテン酸カルシウムは、肌や髪を作るたんぱく質を合成するビタミンCの働きをサポートします。不足すると肌や髪の潤いや弾力がなくなり、コラーゲンなどのタンパク質の生成に悪影響を及ぼします。
ケラチン
髪を構成し髪の元となる、つまり髪の成長には絶対に必要なタンパク質。
L-シスチン
L-シスチンに含まれるイオウは、皮膚、髪、爪をつくる非常に丈夫なたんぱく質の成分となり皮膚を強くし、髪や爪を健康に保ちます。
L-シスチンが不足すると、皮膚炎やシミの原因となるほか、爪がもろくなる、髪が抜ける、デトックスの低下などにつながります。
乾燥酵母(ビール酵母)
毛髪の成長に最も大切な組織が毛乳頭と毛母細胞です。毛母細胞が効率よくケラチンやL-シスチンなどのタンパク質とアミノ酸を使って細胞分裂を繰り返すことによって髪が成長していきます。

細胞分裂の際に必要になるのが豊富なミネラルです。
乾燥酵母(ビール酵母)に含まれる栄養素で最も多いのはアミノ酸ですが、最大の特徴はリン、カリウム、銅などの微量元素(ミネラル)が含まれていること。
ビール酵母事体、直接育毛の効果はありませんが細胞分裂の補助をする役割を担っています。
葉酸
細胞分裂に欠かせないビタミンの一種。毛母細胞が活発に細胞分裂を繰り返し、髪が成長するには葉酸が欠かせません。
大豆イソフラボン
大豆イソフラボンは「5αリダクターゼ」の働きを抑制するため、薄毛予防の効果が期待できます。
大豆イソフラボンは、髪が継続して成長するために最も重要な女性ホルモン「エストロゲン」と分子構造が類似しており、似た働きをします。
ヘアサイクル(毛周期)を正常に保つために大切なIGF-1という細胞成長因子の分泌を促し、髪の成長に効果を発揮します。
大豆イソフラボンに含まれるゲニステインは、加齢による薄毛の原因とされる活性酸素に対して強力な抗酸化作用を持ちます
亜鉛
FAGA(女性男性型脱毛症)の原因物質とされるDHTの産生に関わる5-αリダクターゼを抑制する効果があると言われています。
亜鉛は微量ミネラルの中で欠乏しやすい栄養素です。
亜鉛が欠乏しやすい人
- ダイエット中の人
- 成長期の子ども
- 高齢者
- お酒を飲む人
亜鉛は食事で十分摂取するのが難しいためサプリメンとの利用は効果的です。
以上に紹介した8つの栄養は食事でも摂取できますが、すべてのエネルギー代謝に必要なものなので、髪より先に基礎代謝の方に使われます。
そのため、十分に摂取しないと髪にまで行きわたりません。
サプリメントで栄養を補給することで、ヘアサイクル(毛周期)を正常に戻し、髪が産毛からしっかりとした髪への成長も期待できます。
通常は細胞成長因子の注入などの治療と並行して行うのが理想的ですが、年齢が若い場合や、髪自体は健康ながら元々ボリュームが少ない場合はサプリだけでも変化が見られるケースも多いです。
将来、薄毛の不安がある女性は半数近く|悩んでいても相談できない理由
世界発毛科学研究所「ワールドヘアサイエンス」が、全国の20代~50代の女性を対象に、「女性の薄毛に対する不安」に関する調査を実施しました。
現代社会においてストレスのない生活は考えられません。
さらに最近では、コロナ禍による外出自粛生活、娯楽の制限などによりストレスを感じる場面はより増えていると言えるでしょう。
長く続くストレスは、自律神経のバランスを崩し体調だけでなく毛髪サイクルも乱してしまい、”薄毛”の大きな原因の一つとなり得ます。
「私は女性だから薄毛なんて関係ない」そう思っている女性は注意が必要です。

今や、男性だけの悩みではなくなった”薄毛”ですが、なかなか他人には言えずひとりで悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
- 「医療機関は費用も掛かりそうだし気軽に始められる対策はないのかしら」
- 「女性のみんなは薄毛対策をしているのだろうか」
同じ悩みを持った方がどのような対策を考えているのか気になりますよね。
そこで今回、発毛サロン『ワールドヘアサイエンス』を運営する世界発毛科学研究所「ワールドヘアサイエンス」は、全国の20代~50代の女性を対象に、「女性の薄毛に対する不安」に関する調査を実施しました。
半数近くの女性が、薄毛に対する不安を抱いている!

はじめに「将来、薄毛に対する不安はありますか?」と質問したところ、半数近くの方が『とてもある(13.2%)』『少しある(32.7%)』と回答しました。
薄毛というと男性のイメージが強いですが、多くの女性が将来、薄毛の不安があることがわかりました。
薄毛の不安を感じている方に理由を聞いたところ、以下のような回答が寄せられました。
- 抜け毛が多く毛の1本1本が細いから(20代/会社員/兵庫県)
- 薄毛の家系ではないが、漠然と不安に思う(20代/学生/神奈川県)
- 円形脱毛症になったことがあるから(30代/会社員/三重県)
- 年々薄くなってきていると感じるから(40代/会社員/長野県)
- 髪をよく染めるから(50代/パート・アルバイト/兵庫県)
- 抜け毛が多いから(20代/公務員/岐阜県)
- すでに毛が細く毛量も少なめだから(20代/会社員/東京都)
- 母が薄毛だから(30代/会社員/愛知県)
- 元々細い髪質だが、最近特にボリュームの減りが気になるから(40代/会社員/愛媛県)
- 姉が薄いから(50代/パート・アルバイト/大阪府)
20代・30代の方は漠然とした不安や、身内に薄毛の方がいるといった理由が多いようです。
一方で、40代・50代の方だと以前の髪質や毛量との比較から不安に感じている様子が伺えます。
薄毛の悩み相談相手が少ない|4割が相談できないと回答
薄毛に悩む女性が半数近くもいることがわかりましたが、不安を相談できる相手は周りにどれほどいるのでしょうか。


「薄毛になった場合、身近な人に相談できると思いますか?」と質問したところ、半数近くの方が『できないと思う(40.0%)』『薄毛に悩んでいるが相談できていない(6.2%)』と回答しました。

薄毛はセンシティブな悩みといえるので、周りの人に相談することをためらってしまうようです。では、相談できない理由は何なのでしょうか。
そこで、「身近な人に相談できない理由は何ですか?」と質問したところ、
- 『恥ずかしいから(73.5%)』と回答した方が最も多く、次いで
- 『知らないところで噂になりそうだから(14.4%)』
- 『気づかれてない可能性があるから(8.0%)』と続きました。
人にはあまり知られたくない悩みということもあり、薄毛の相談をすることは勇気がいるのかもしれません。
【薄毛対策は今のうち?】約9割の女性は対策を行っていない!
では、薄毛対策を行っている方はどれくらいいるのでしょうか。

「現在、薄毛予防対策は行っていますか?」と質問したところ、『はい(10.2%)』『いいえ(89.8%)』という回答結果になりました。
薄毛対策を行っている方は非常に少ないことがわかりましたが、今後どのような対策を考えているのでしょうか。
また、現在対策を行っている方はどのような方法で薄毛対策を行っているのでしょう。
そこで、「現在している(将来するであろう)薄毛対策を教えてください」と質問したところ、
- 『頭皮マッサージを行う(41.8%)』と回答した方が最も多く
- 『薬用シャンプーを使用する(31.8%)』
- 『特に対策する予定はない(30.8%)』と続きました。
『頭皮マッサージ』『シャンプーの使用』など、いずれも自宅で手軽にできる対策を考えている方が多いことがわかりました。
その中でもシャンプーは、市販のものや美容院で販売しているものなど、様々な種類がありますが、どのような基準で選んでいるのでしょうか。

- 頭皮にあまりダメージがなさそうなもの(20代/会社員/北海道)
- 市販シャンプーは洗浄力が強いため買わないようにしている(20代/会社員/広島県)
- 美容室のシャンプーを使っている(30代/公務員/福岡県)
- ノンシリコンシャンプーを使っている(30代/自営業/東京都)
- 化学成分が入っていないものを選ぶ(50代/パート・アルバイト/兵庫県)
「ノンシリコンシャンプーを使っている」「化学成分が入っていないものを選ぶ」といった、シャンプーの”成分”を気にするという回答が目立ちました。
薄毛対策を行う際は、自宅で手軽にヘアケアや頭皮ケアができるシャンプーの使用から始めてみるのも一案です。
自宅で手軽にできる薄毛対策を行いたい方、あるいは既に行っている方が多いですが、薄毛対策を行う上で不安もあります。
では、どのような点に不安を抱いているのでしょうか。

「薄毛対策を行う上で不安な点を教えてください」と質問したところ、
- 『費用が高そう(35.4%)』と回答した方が最も多く、次いで
- 『本当に効果が出るのか不安(33.6%)』
- 『正しい知識が何なのかわからない(15.3%)』と続きました。
薄毛対策を行う上で「高い費用を出して効果が出なかった時はどうしよう」といった不安を持っている方が多いようです。
効果があるのかわからないままお金を払うのは誰でも抵抗があるでしょう。
まずは正しい知識を身に付けることが、薄毛対策を行う上で重要です。
女性が求める薄毛対策サービスとは!?
では、正しい知識を身に付けるために、どのような方法で情報収集を行っているのでしょうか。

そこで、「薄毛対策の情報収集はどのように行いますか?」と質問したところ、
- 『ネットで検索する(67.9%)』と回答した方が最も多く、次いで
- 『テレビを見たり、雑誌や新聞を読む(12.1%)』
- 『知人に聞く(7.4%)』
- 『医師に相談する(6.9%)』と続きました。
パソコンやスマートフォンで調べられるという手軽さから、『ネットで検索する』という方が圧倒的に多いことがわかりました。
手軽に情報収集ができる時代だからこそ、正しい知識を身に付けて薄毛対策に活かしていきたいですよね。
では、薄毛対策を行う時に、どのようなサービスを求めているのでしょうか。
「どのような薄毛対策サービス(商品)があれば利用してみたいですか?」と質問したところ、以下のような回答が寄せられました。
- 医療機関で無料診断をしてくれる(20代/会社員/千葉県)
- 育毛シャンプーのサンプルプレゼント(20代/会社員/愛知県)
- 医者に行くハードルが高いため、チャット等で無料相談(20代/学生/福岡県)
- 女性専用の相談できる場所が身近にあればうれしい(30代/会社員/岐阜県)
- モニターとして薄毛治療を試してみたい(30代/会社員/北海道)
- 医療機関での無料診断や薄毛対策商品の保険適用(40代/専業主婦/兵庫県)

“お試し”のできる商品やサービスを求めている方が多く、効果がわからないままお金を出すことに不安を感じている方は多いようです。
薄毛といえば男性のイメージがありますが、女性が手軽に薄毛相談をできるような場所があれば、今よりも専門家への受診がしやすくなります。
薄毛への不安を持つ女性は意外と多い|薄毛対策は早めに
今回の調査で、薄毛への不安を持つ女性が半数近くいることがわかりました。
近年、生活習慣の乱れにより女性の薄毛は増加しているといわれています。
しかし、実際に対策を行っている方は少なく、いざ対策を行おうと思っても相談できる相手は限られているようです。
ですが、抜け毛対策が遅れて手遅れになった…なんてことは避けたいですよね。
将来後悔しないためにも、早めに専門機関に相談することをおすすめします。
正しい知識を身に付けて早めの対策を行いましょう。